新種発見ー血が好きな生物

水族館と動物園に、獣医師として約10年勤務して、現在は、秋田市でアズ動物病院を開院しています。水族館勤務時代の名刺動物園勤務時代の名刺(表)動物園勤務時代の名刺(裏)ホームページもあります。古代から近代の歴史の話もありますので、よろしければ、見てください。また、冒険談などをあっちこっち雑記に書いていますので、よければ、こちらも見てください。生き物だけでなく、色々な情報を書いていきます。尚、ブログは...

犬猫のギネス

 患者さんに時々、犬猫の寿命について聞かれることがあります。犬の長寿は、クリスマスの夜、ぶらりと外に出て、ディンゴの群れを引き連れて戻って来たと言う伝説を持つ、オーストラリアの牧羊犬の「ブルーイ」で、29才5ヶ月。現在生きている犬で最高年齢は、日本の栃木にいる篠原 由美子さんの飼い犬で雑種の「プースケ」で、26才で、27歳を目指しているとのこと。しかし、2011年に26歳8ヶ月で死亡したそうです。...

ワニの恩返し

飼い馴らされていない、大人の野生ワニは、馴れないどころか、襲ってくるのが、常識です。しかし、その常識が破られたことがあります。1991年、コスタリカで、野生ワニが、牛の群れの近くにいた時、牛が襲われると思った牛飼いに頭を撃たれて、瀕死状態になり、岸辺に横たわったそうです。『Chito(Gilberto Sheedan)』さんは、それを見て、「全ての人間が、ワニを嫌ってを殺すわけではない。中には、ワニを助ける人間も、い...

ヒーローラッツ

ドリトル先生の本を読んで、頭の良いネズミの話しを思い出しました。それは、ヒーローラットというアフリカン・ジャイアント・ポーチド・ラット(サバンナアフリカオニネズミ)の話です。大きさは約25cmから45cm位で、平均寿命は6−8年で、雑食ですが、ヤシの実や種は大好物だそうです。曹洞宗の禅僧でもあるBart Weetjensさんは、大学卒業後、デザイン系会社に勤めたのですが、仕事について悩み約2年間引...

ラスプーチンとタフな犬の話(1)-ラスプーチン(1)

ラスプーチンという名を一度は聞いたことがあると思います。ラスプーチンは、ロシア皇帝ニコライ2世に信頼された怪僧です。ラスプーチンには妻と3人の子供がいましたが、ロシア革命の際、娘のマリア・ラスプーチン以外は殺害されたそうです。その後、彼女はフランスに亡命し、ヨーロッパ、アメリカ、南米などで、サーカス・パフォーマーとして活躍した後、カリフォルニアに落ち着き父親の汚名を返上するために、伝記などの本を書...

ラスプーチンとタフな犬の話(2)-ラスプーチン(2)

そして、皇太子の枕もとに坐り、祈りの言葉を唱えたそうです。そして、「眼をあけて笑ってごらん。もう苦しくないよ。」と言ったそうです。すると驚いたことに、今まで息もたえだえだったのですが、ベッドの上で、起き上がり、笑ったそうです。そして、「血をたくさん失ったので、冷たい水を飲ませます。」と言いました。「でも、水を飲んではいけないと医者に言われています。」と皇后が言いました。「いいから水を。」と重ねて言...

ラスプーチンとタフな犬の話(3)-ラスプーチン(3)

ユスポフ公や宮廷貴族たちはラスプーチンが、宮廷人事に口を挟みはじめた事に危機感を抱いていたそうです。そのため、ラスプーチンを暗殺するために招待したそうです。甘いものが大好物で虫歯だらけであったラスプーチンは、まず、出された青酸カリ入りのお菓子を残らず食べたそうです。それでも死なないので、さらに毒入り葡萄酒が出されました。そして、それを一気に飲んでも、変化が無かったそうです。(その理由として青酸カリ...

ラスプーチンとタフな犬の話(4)義和団の乱

ラスプーチンの死後3カ月後に、ロシア革命によってロマノフ朝が崩壊し、ニコライ2世とその家族は殺害されたそうです。またそれに続く内戦やボリシェヴィキ政権による恐怖支配で多くの死者を出すことになりました。ちなみに、ニコライ2世は、ものすごく日本を軽蔑していました。日清戦争で日本が勝利し、日本と清との間で結ばれた下関条約により、遼東半島が日本に割譲されました。ニコライ2世は、「日本の小猿が良い気になって...

ラスプーチンとタフな犬の話(5)日露戦争

日本との関係が怪しくなった日露戦争前に、日本を偵察したグロンプチェスキ少将が、「日本の海軍の戦力は、我が国の半分です。また、陸軍の戦力は、15分の1位で、かなり劣っています。しかし、精強で、軽視すべきではありません。」とニコライ2世に報告しました。すると、ニコライ2世は、「君は、長年の極東勤務で、神経がおかしくなっている。6ヶ月の長期休暇をとって、休みなさい。」と言ったそうです。他のロシアの軍人た...

ラスプーチンとタフな犬の話(6)-タフな犬

それは、ラスプーチンの娘マリア・ラスプーチンの安住の地カルフォルニアで起きた、世界一タフな犬「ドーシャ(dosha)」の話です。アメリカのカリフォルニアでLouetta Mallardさんが飼っているピットブルのミックスの雌「ドーシャ(dosha)」は、裏庭で家族と遊んでいたのですが、庭から逃げ出してしまったそうです。その時に首輪が外れてしまいました。猛ダッシュして逃げたので、飼主は見失ってしまったそうです。そ...

紅白模様の甲殻類

 正月にちなんで、きれいな紅白のヤドカリとカニの話をします。 2006年にバヌアツの海の水深150mで発見された、ヤドカリの仲間のコシオリエビ。そして、沖縄の恩納村の水深188mで発見された、15mmのヤドカリの仲間の新種のチュラコシオリエビ。 2009年2月、和歌山で日本では初めて、8mm位の同じくヤドカリの仲間サラサカクレカニダマシが見つかった。 2010年1月、台湾国立海洋大学の何平合教授が...

不思議な水晶

水晶は、古来より霊石として崇められ、災いや魔を払い、危険から守ってくれる「邪気払いの石」、「幸運を招く石」として、マヤ文明では、透明水晶を「ザストゥン」と呼び、アボリジニは、最も一般的な神の思し召しの物質、「マバン」と呼び、世界中で、様々な儀式など神聖な場所で用いられてきました。水晶は、水のように透明でよく光り、晶の文字は、お日様3つで明るく輝くという事を意味しているそうです。大乗仏教の経典の一つ...

不思議な三角形

2個の三角形は同じ大きさです。まずは、カラー印刷でプリントアウトして下さい。そして、同じ大きさかどうかを見るために、上の三角形を切って、下の三角形に合わせて見て下さい。同じ大きさという事を確認したら、次に、上の三角形の色分けした所を切取って、下の三角形の同じ色の所に置いてみて下さい。あれ?なぜそこに隙間が?マジックです。何故、こうなるかと言うと…。...

金属の殻を持つ貝

2001年にインド洋の深海の熱水域でウロコフネタマガイが発見されました。硫化鉄の硬い殻で被われた5cm位の貝で、「別名スケーリーフット:うろこのある足」が、ごく少数生息していると見られていたが、数千匹の群生を2009年11月、2420mの深海で、北海道大学、海洋研究機構、新江ノ島水族館による共同研究グループが発見したそうです。金属の殻に守られた貝は外敵は歯がたたないでしょう。金属に被われているので...

小さな動物の話

ひさしぶりに、愛読書の佐藤さとる先生の「だれも知らない小さな国」を読んだので、小さい動物の話をします。鉛筆の上にいるのが、エクアドルで発見された新種のヤモリ「Lepidoblepharis buchwaldi」。これでも成体です。「熱帯雨林の落ち葉の中で動き回っているので、探すのは大変だった。」と「爬虫類・両生類生態学インターナショナル(RAEI)」のポール・ハミルトンが語った。何故かまた、鉛筆の上にいるのが、ボルネオ島で発...

長寿と不老不死の動物たち

 ひさしぶりに、手塚治虫先生の「火の鳥」を読んで長寿、不老不死について思い出した。 長生きの動物といえば、カメ。キャプテンクックがトンガ国王に送った188歳のホウシャガメのトゥイ・マリラ(Tui Malila)や(写真はイギリス王室とトンガ王室とそのホウシャガメ)189歳のアブラルタゾウガメが有名だが、(非公式では、Addwaityaの250歳。)それ以上に長生きの動物といえば貝。数年前、英バンゴー大学がアイスランド沖...

地球で最強の動物と宇宙

地球で1番最強の動物なので、宇宙空間に行った動物について書きます。その名前はクマムシ。地球上で1番強いということで、宇宙空間に直接曝されて初めて生き残った生物です。2007年9月、欧州宇宙機関の衛生フォトンM3で、クマムシを10日間真空の宇宙空間に曝しました。その後、地球に戻ってから卵を産んだそうです。また、太陽光も浴びたクマムシも少数生き残ったそうです。クマムシは緩歩動物(かんぽどうぶつ)に分類される...

大昔からの使者と火星人

宇宙人を探索中のNASAから、面白い情報が発表されました。アラスカの永久凍土を掘り出し、解凍したら、3万2千年前の微生物(Carnobacterium pleistocenium )が、永い眠りから覚めて活動を始めたとアラバマ大学の科学者Dr.Elena PikutaとNASAの宇宙生物学者Dr.Richard Hooverが発表した。嬉しそう。新種らしい。何か物語が出来そう。でも、心配無用。一般的な抗生剤が効くそうです。ちなみに...

長い眠り(1)

大学院の時、伝染病研究室に入りウイルスの研究をしていましたが、指導してもらっていた先生が、微生物は生命の基本だと言いながら、途中で伝染病研究室から微生物研究室に人事異動になり、自分も先生と共に微生物研究室に異動になったので、微生物のニュースには関心があります。12万年もの間氷河の中に閉じ込められていた極小微生物(Herminiimonas glaciei)と極小微生物(Chryseobacterium greenlandensis)が蘇生したという...

長い眠り(2)

英ニューカッスル大学のCasey Hubert氏が、北ノルウェーのスヴァールバル島の沖合の海底の堆積物の生物学的活性を調べたところ、自らが活動、成長できる温度になるまで睡眠状態に入るという微生物を発見したそうです。そして、活動できる条件が揃うまで、なんと、1億年も眠りについた状態のままで生存可能とのこと。低温の中で繁殖する生物は、生存する温度よりも高い温度の中では死んでしまうのですが、この微生物は、堆積物の温...

長い眠り(3)

Russell H. Vreeland氏は、米エネルギー省が放射性廃棄物搬入のため、ニューメキシコ州の地下約570mの岩塩層に掘った地下埋蔵処分地の空気穴から塩の結晶を採取した。周囲の地層に含まれていた微小な化石や鉱物から、約2億5千万年前の塩の結晶と推定され、その中に複数の細菌が封じ込められていることを発見した。現在の細菌による汚染を取り除く処理を行った後、アミノ酸・タンパク質などを加えたところ、一部の塩のサンプル...

足し算の不思議

1から順に足していくと…不思議な関係です。1+2 = 34+5+6 = 7+89+10+11+12 = 13+14+1516+17+18+19+20 = 21+22+23+2425+26+27+28+29+30 = 31+32+33+34+3536+37+38+39+40+41+42 = 43+44+45+46+47+4849+50+51+52+53+54+55+56 =57+58+59+60+6...

宇宙に行った生物

食中毒を起こすサルモネラは、宇宙では毒性を高めることが分かりました。2006年9月スペースシャトル『アトランティス』で宇宙へ送られ地球に戻ってきたサルモネラ菌は、通常よりも少ない投与量(4分の1程度)でネズミを感染させることができたそうです。サルモネラ菌を使って50%のネズミが死ぬまでに要した宇宙帰りの菌の量は、地上の菌の4分の1量にとどまったそうです。地球培養のサルモネラ菌を与えたネズミは3週間後...

大きい犬

犬の図鑑などでは、背の高い犬と言えば、体高(足先から肩までの高さ)が普通でも80cm位、大きくて100cmを超えるアイリッシュ・ウルフハウンドが有名ですが、ギネスブックによると、世界一背の高い犬は、アメリカのドアラグさんの愛犬のグレート・デーンの「ゼウス」。体高が111.8cm、全長は220cm。ちなみに、グレート・デーンの体高は、普通76cm位です。毎日1kg位のエサを食べ、体重は70kg位だそ...

昔と今のダックスフントとブル・テリア

 穴にいるアナグマ猟のため、足が短く改良されたと言われているダックスフント。短く改良された理由は分かるが、どうしてそうなったのかが、遺伝子の研究で判明した。米国国立ヒトゲノム研究所の遺伝学者ハイディ・パーカー氏らは、76犬種で、脚の長さに関わる遺伝子を調査した。 その結果、足の短い犬種を発現させる遺伝子が特定された。「3万年前に起きた1つの遺伝子の突然変異によって多くの短足犬種が生まれたことが突き止め...

肥満猫

水族館、動物園勤務時は、館内、園内を動いていたので、痩せていましたが、現在は、動物病院内服を歩くだけなので、運動量が減って、かなり太ったので、減量中なので、言い難いのですが、肥満猫ちゃんが診察に来た時は、緩やかな減量をすすめています。 現在ギネスでは、肥満を推奨する可能性があるので、猫肥満の項目はなくなりましたが、下の写真は、ギネスに最後に載っていた「Himmy」21.3kgの猫。かなりの肥満です。 ...

ワニvsヘビ

 ナショナルジオグラフィックによると、 南米コロンビアで、フロリダ大学の研究者が、6000万年前の新種のワニ「Cerrejonisuchus improcerus」の化石を発見したそうである。大きさは2m。 2mもあれば、無敵なようだが、上には上がいる。 ワニの化石の近くで、同時代の地層から、「Titanoboa cerrejonensis」というヘビの化石も見つかった。推定で、体長13mで体重1140kg以上と超巨大でティラノサウルス並。体の...

カラス対策

最近、東京都では、絶滅危惧種の渡り鳥コアジサシをカラスから守るため、ミツバチの巣箱を置く実験を始めた。黒色のものを攻撃するというハチの特性をいかし、卵やひなを狙うカラスを近づかせないのが狙い。ミツバチを飼うようになってからはカラスを見かけなくなったという。現在、この場所のコアジサシの巣は約2万匹のミツバチによってパトロールされているという。 大森山動物園勤務時代、カラスが、展示動物の毛をむしったり...

酒飲みの祖先

先日、久し振りに獣医師会の会合に出席して、ビールを飲んだ。久し振りのビールだったので、美味しかったです。ビールで、“ヤシのビール”を好む小型哺乳類の事を思い出しました。マレーシアに生息する原始の霊長類と近い関係にあるハネオツパイは、発酵したヤシ「ブルタム」の“ビール”(ビールと同じ位の3.8%ほどのアルコール分)を常習的に飲んでいるそうです。このヤシの果汁生産の最盛期には、醸造所を思わせるような強いアル...

胎盤のある魚

動物の常識や法則がある。例えば、ベルグマンの法則「恒温動物の同じ種は、寒冷な地域に生息するものほど体が大きくなる。」アレンの法則「同じ種では、寒冷な地域に生息するものほど、耳、吻、首、足、尾などの突出部が短くなる。」というものや、同じ種の毛色では寒冷な地域に生息するものほど淡くなり、暖かい地域に生息するものほど濃くなる。島に住む動物は、小さくなるなど…。でも、学校で習った基本的な事でも例外がある。...

失明したラットの回復方法

横浜市立大の高橋琢哉教授らは、ラットが視覚を失うと、ひげの機能が向上する事を発表した。視覚を失うと、外界の情報を得るのに重要なひげに関連する脳内の情報伝達が盛んになる事を、分子レベルで突き止めました。ラットのひげは人間で言うと、手で外界の情報を調べるのに近い機能を持ちます。視覚を失っても、残された感覚の機能が向上して障害を補うメカニズムが分かったことで、感覚機能を失った人のリハビリ効果を高める薬の...

カメの甲羅の進化

今までは、2億1千万年前に生息していた「プロガノケリス(Proganochelys)」が、最古のカメとして知られていました。「プロガノケリス」は、ヨーロッパやタイで化石が発見されていて、完全な甲羅を持ち、全長約1m、甲長約60cmと、カメとしては大型で、頸椎は八個で現生種と共通で、尾の先端は骨質の鞘で覆われ、棍棒の様になっていました。体の構造から、食性や生活は、現在の陸ガメと同じように、陸に住んで、草食性であ...

多様な古代ワニ発見

 昔、ワニは、草食性や走り回るワニ、恐竜を食べるもの、板のように平べったいワニもいました。2009年11月のzookeys誌によると、 シカゴ大学のポール・セレノ氏は、サハラ砂漠で3新種(ボアクロック、ラットクロック、パンケーキクロック)を含む5種類の古代ワニを1億年前の地層から発見したとのこと。セレノ氏は、「クロコダイル型類と呼ばれる古代ワニの仲間は、北半球にはあまり広がらなかったが、南半球では...

シャコの視力

 寿司で有名なシャコの話。 スイスとオーストラリアの学者がオーストラリアの「トンガリフトユビシャコ」を研究したところ、人間やほかの動物には見えない色まで見えることを発表した。 人間が見れるのは赤、青、緑の3原色。シャコはと言うと、見える原色数は11から12。もちろん、紫外線から赤外線までを見ることができる。それ以外にも、異なる偏光(光波の振動方向)を見分けることも出来る。ちなみに、人間が偏光を見分けら...

美しい数字

ある法則に従って、計算をしてみると…1×9+2 =1112×9+3 =111123×9+4 =11111234×9+5 =1111112345×9+6 =111111123456×9+7 =11111111234567×9+8 =1111111112345678×9+9 =111111111123456789×9+10 =11111111111×1=111×11=121111×111=123211111×1111=123432111111×11111=123454321111111×111111=123456543211111111×11...