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記事一覧

はじめにー新種発見ー血が好きな生物

水族館と動物園に、獣医師として約10年勤務して、現在は、秋田市でアズ動物病院を開院しています。水族館勤務時代の名刺動物園勤務時代の名刺(表)原画(表)動物園勤務時代の名刺(裏)原画(裏)ちなみに、ゾウの絵は、自分が手書きしました。ホームページもあります。古代から近代の歴史の話もありますので、よろしければ、見てください。また、冒険談などをあっちこっち雑記に書いていますので、よければ、こちらも見てくだ...

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犬猫のギネス

 患者さんに時々、犬猫の寿命について聞かれることがあります。犬の長寿は、クリスマスの夜、ぶらりと外に出て、ディンゴの群れを引き連れて戻って来たと言う伝説を持つ、1939年に死亡したオーストラリアの牧羊犬の『ブルーイ』で、29才5ヶ月。現在生きている犬で最高年齢は、日本の栃木にいる篠原 由美子さんの飼い犬で雑種の『プースケ』で、26才で、27歳を目指しているとのこと。しかし、2011年に26歳8ヶ月...

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ワニの恩返し

飼い馴らされていない、大人の野生ワニは、馴れないどころか、襲ってくるのが、常識です。しかし、その常識が破られたことがあります。1991年、コスタリカで、野生ワニが、牛の群れの近くにいた時、牛が襲われると思った牛飼いに頭を撃たれて、瀕死状態になり、岸辺に横たわったそうです。『Chito(Gilberto Sheedan)』さんは、それを見て、「全ての人間が、ワニを嫌ってを殺すわけではない。中には、ワニを助ける人間も、い...

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ヒーローラッツ

ドリトル先生の本を読んで、頭の良いネズミの話しを思い出しました。それは、ヒーローラットというアフリカン・ジャイアント・ポーチド・ラット(サバンナアフリカオニネズミ)の話です。大きさは約25cmから45cm位で、平均寿命は6−8年で、雑食ですが、ヤシの実や種は大好物だそうです。曹洞宗の禅僧でもあるBart Weetjensさんは、大学卒業後、デザイン系会社に勤めたのですが、仕事について悩み約2年間引...

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ラスプーチンとタフな犬の話(1)-ラスプーチン(1)

ラスプーチンという名を一度は聞いたことがあると思います。ラスプーチンは、ロシア皇帝ニコライ2世に信頼された怪僧です。ラスプーチンには妻と3人の子供がいましたが、ロシア革命の際、娘のマリア・ラスプーチン以外は殺害されたそうです。その後、彼女はフランスに亡命し、ヨーロッパ、アメリカ、南米などで、サーカス・パフォーマーとして活躍した後、カリフォルニアに落ち着き父親の汚名を返上するために、伝記などの本を書...

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ラスプーチンとタフな犬の話(2)-ラスプーチン(2)

そして、皇太子の枕もとに坐り、祈りの言葉を唱えたそうです。そして、「眼をあけて笑ってごらん。もう苦しくないよ。」と言ったそうです。すると驚いたことに、今まで息もたえだえだったのですが、ベッドの上で、起き上がり、笑ったそうです。そして、「血をたくさん失ったので、冷たい水を飲ませます。」と言いました。「でも、水を飲んではいけないと医者に言われています。」と皇后が言いました。「いいから水を。」と重ねて言...

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ラスプーチンとタフな犬の話(3)-ラスプーチン(3)

ラスプーチンは、決して肉を口にせず、魚と卵と果実と黒パンを食べていたそうです。それと、大量のお茶を飲んだそうです。お酒は飲みましたが、朝6時のミサは欠かさなかったそうです。ある時、皇帝一家と礼拝堂でミサの途中に、ラスプーチンは顔面蒼白になり、倒れかかったそうです。その時、自分の娘に「自分の死の苦痛を感じた。自分は間もなく死ぬだろう。」と言ったそうです。そして、ニコライ2世に「私は近日中に殺されます...

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ラスプーチンとタフな犬の話(4)-タフな犬

それは、ラスプーチンの娘マリア・ラスプーチンの安住の地カルフォルニアで起きた、世界一タフな犬「ドーシャ(dosha)」の話です。アメリカのカリフォルニアでLouetta Mallardさんが飼っているピットブルのミックスの雌「ドーシャ(dosha)」は、裏庭で家族と遊んでいたのですが、庭から逃げ出してしまったそうです。その時に首輪が外れてしまいました。猛ダッシュして逃げたので、飼主は見失ってしまったそうです。そ...

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長寿と不老不死の動物たち

 ひさしぶりに、手塚治虫先生の「火の鳥」を読んで長寿、不老不死について思い出した。 長生きの動物といえば、カメ。キャプテンクックがトンガ国王に送った188歳のホウシャガメのトゥイ・マリラ(Tui Malila)や(写真はイギリス王室とトンガ王室とそのホウシャガメ)189歳のアブラルタゾウガメが有名だが、(非公式では、Addwaityaの250歳。)それ以上に長生きの動物といえば貝。数年前、英バンゴー大学がアイスランド沖...

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『James Bowen』の人生を変えた猫の『Bob』(1)

動物で、人生は変わる事があります。まずは、猫の話から。それは、イギリスの住む「ボブという名のストリートキャット」の著者で、ストリートミュージシャン『James Bowen』の話です。『James Bowen』は、イギリスで生まれましたが、3歳の時、両親が離婚することになりました。そして、母親と一緒にオーストラリアに移住しました。仕事の関係で転々と引越ししましたが、人見知りのため、友達も出来ず、転校する先々で、いじめを受...

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『James Bowen』の人生を変えた猫の『Bob』(2)

猫は、翌日も同じ場所にいたので、気になって調べてみると、去勢していないオスで、首輪や名前の入ったタグは見当たらず、脚と腹部が化膿して、腫れあがって、脚を引きずっているのが、わかりました。当時の、『James Bowen』の1ヶ月の収入は、路上ライブ代が主な収入源で、約3千円でした。その上、麻薬中毒の更正プログラムを受けていました。でも、ネコ好きだった『James Bowen』は、痛々しい猫を見捨てることができず、とりあ...

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『James Bowen』の人生を変えた猫の『Bob』(3)

そして、『Bob』との共同生活が始まり、『James Bowen』とバスに乗るのも一緒、路上ライブをする時も一緒となりました。でも、奇妙な格好をした男が驚かしてきた時とロットワイラー犬に襲われそうになった時だけは、『Bob』は逃げ出して、『James Bowen』と離れ離れになったそうです。『James Bowen』は、2時間以上あらゆるところを探したけど見つからず、探す場所もなくなり、「もう戻ってこないかもしれない」と落ち込んで、家...

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『James Bowen』の人生を変えた猫の『Bob』(4)

『James Bowen』は、精神的に不安定な状態になりかけていましたが、『Bob』との生活を守るため、自暴自棄にならず、「BIG ISSUE」という雑誌の販売員を始めました。「BIG ISSUE」は、ホームレスの社会復帰に貢献することを目指し、ホームレスが販売する「BIG ISSUE」という雑誌を発行しています。ちなみに、イギリス女王エリザベス2世は、「BIG ISSUE」を、購入した事があるそうです。「BIG ISSUE」の事務所は、イギリス以外...

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『James Bowen』の人生を変えた猫の『Bob』(5)

『Bob』を見ていると、逃げちゃダメと言っているように思え、思い切って、「BIG ISSUE」の販売本部に行きました。「BIG ISSUE」の販売本部で説明すると、誤解は解けましたが、呼び出しを無視し、逃げていたので、罰として、数週間販売する時間を制限するというものでした。『James Bowen』は、販売資格を取り上げられると思っていたので、安心したそうです。ちなみに、「BIG ISSUE」は、割り当てられた場所で、IDカードを提示...

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『James Bowen』の人生を変えた猫の『Bob』(6)

『James Bowen』は、『Bob』と演奏後、ハイタッチをしてました。すると、「共演パフォーマンス」が「you tube」で紹介され、話題となりました。ちなみに、実は、オーストラリアにいる時に、分かったのですが、ハイタッチは、日本でしか通じません。5本の指を合わせる事から、英語では、「high five」と言って、ハイタッチしようとは、英語では、「Give me five 」と言うそうです。とにかく、海外では、ハイタッチではなく、「hig...

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『James Bowen』の人生を変えた猫の『Bob』(7)

出版社が、『James Bowen』と『Bob』の事を知り、『Bob』との話についての本を書いては?と提案してきました。そして、本は出版と同時に、イギリスで80万部以上の大ヒットとなり、世界28各国以上に翻訳されました。『James Bowen』の話は、「A Street Cat Named Bob 」というタイトルで、映画化されたそうです。ちなみに、映画には、『Bob』が出演しているそうです。『Bob』の出演料は、『Bob』の大好物の「Whiskas」の猫用ミ...

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『James Bowen』の人生を変えた猫の『Bob』(8)

ちなみに、『James Bowen』は、『Bob』の名前の由来について、「最初、『Bob』は、怒ったと思う優しくなったりと、感情の起伏が激しかったんだ。ちょうどその時、TVドラマ「ツイン・ピークス」を見ていて、登場人物の感情の起伏が激しいキャラクターの弁護士『Leland Palmer』に、とり憑く悪の化身『Killer Bob』を見て、ピンときて、これだ!と思ったんだ。」と言ってニヤリとしました。ちなみに、you tubeに『James Bowen』と...

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『John Dolan』の人生を変えた犬の『George』(1)

『James Bowen』と『Bob』の話の3年後に起きた、犬で、人生が劇的に変わった人の話をします。それは、『James Bowen』と同じくイギリスに住む「ジョンとジョージ、私の人生を変えた犬」の著者『John Dolan』です。イギリスのロンドンには、『James Bowen』のように、様々な理由で、ホームレスとなっている人が多くいます。左から前回の主人公の愛猫『Bob』と『James Bowen』、そして今回の主人公『John Dolan』と愛犬『George』『...

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『John Dolan』の人生を変えた犬の『George』(2)

『John Dolan』は、肩の荷が下りたと思い、『George』をその人に譲ろうとした時、ふと、大人の勝手で、振り回された子供の頃の自分と重なって、自分も同じことをしていると気づいたそうです。そして、その申し出を断り、『George』の事を理解し、良い飼い主になろうと決心したそうです。心を入れ替えた『John Dolan』は、見なしだみを整えることから始めました。そして、長年断ち切ることのできなかったドラッグを、辞める決意をし...

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『John Dolan』の人生を変えた犬の『George』(3)

ある時、小銭を入れる容器を『George』の前に置くと、足を止めて、お金を入れてくれる人が、多くなる事に気が付きました。『John Dolan』は、勉強が苦手でしたが、唯一、学校の教師から褒められたのが、絵を描くことでした。『John Dolan』は、学校時代、褒められたことを思い出し、また、行き交う人の顔を見るのが、恥ずかしかったので、スケッチしていると、紙を見るだけでいいので、『George』と一緒に路上で物乞いをしながら、...

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『John Dolan』の人生を変えた犬の『George』(4)

次第に、『John Dolan』が、絵を描いている姿が、街で馴染みの光景となり、興味を持った写真家が、『John Dolan』と『George』の姿を撮影しました。すると、愛嬌たっぷりになった『George』は、次第に街の人気者になり、次々と人々が、『George』を撮影に来て、お金入れに、お金を入れてくれるようになりました。でも、『John Dolan』の絵は売れませんでした。『John Dolan』は、それまで風景しか描いたことのなかったのですが、『...

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『John Dolan』の人生を変えた犬の『George』(5)

2012年、『John Dolan』の所に、ロンドンの大物アーティストの『Citizen Kane』が来て、「噂を聞いて、君の絵を見せてもらったけど、街の隅々まで驚くほど精巧に描かれていて、人を惹きつける魅力があるので、君のファンになった。無名の新人を抜擢するのは、初めての事だけど、今度、 ロンドンで活躍しているアーティストを集めて、大きな展覧会をやろうと思っているんだが、そこに、君も是非参加してもらえないかな?」と声...

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『John Dolan』の人生を変えた犬の『George』(6)

現在、『John Dolan』は、路上生活はしていませんが、原点という事で、創作活動は、路上で行っているそうです。描き始めた頃の絵は1枚1700円ほどでしたが、今では、1枚数万円、大きいものでは70万円もの値がつくそうです。そして、売り上げの一部は、ホームレスの社会復帰に貢献することを目指し、ホームレスが販売するストリート新聞を発行している「The Big Issue」などに、寄付をしているそうです。『John Dolan』は、...

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シェルターから保護された犬

シェルターから保護された、1匹のオスのゴールデンレトリバー。とても人懐こい性格だったゴールデンは、新しい家族とも、すぐに仲良くなることができました。しかし、ゴールデンは、夜、寝室にいる飼い主さん達の姿を、寝室の柵側から、ずっと、見つめていたそうです。最初は、新しい環境に、緊張しているだけだと考えた飼い主さんも、この行動が毎晩続いたので、心配になりました。そのため、不安を少しでも減らしてあげられるよ...

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紅白模様の甲殻類

 正月にちなんで、きれいな紅白のヤドカリとカニの話をします。 2006年にバヌアツの海の水深150mで発見された、ヤドカリの仲間のコシオリエビ。そして、沖縄の恩納村の水深188mで発見された、15mmのヤドカリの仲間の新種のチュラコシオリエビ。 2009年2月、和歌山で日本では初めて、8mm位の同じくヤドカリの仲間サラサカクレカニダマシが見つかった。 2010年1月、台湾国立海洋大学の何平合教授が...

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不思議な水晶

水晶は、古来より霊石として崇められ、災いや魔を払い、危険から守ってくれる「邪気払いの石」、「幸運を招く石」として、マヤ文明では、透明水晶を「ザストゥン」と呼び、アボリジニは、最も一般的な神の思し召しの物質、「マバン」と呼び、世界中で、様々な儀式など神聖な場所で用いられてきました。水晶は、水のように透明でよく光り、晶の文字は、お日様3つで明るく輝くという事を意味しているそうです。大乗仏教の経典の一つ...

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不思議な三角形

2個の三角形は同じ大きさです。まずは、カラー印刷でプリントアウトして下さい。そして、同じ大きさかどうかを見るために、上の三角形を切って、下の三角形に合わせて見て下さい。同じ大きさという事を確認したら、次に、上の三角形の色分けした所を切取って、下の三角形の同じ色の所に置いてみて下さい。あれ?なぜそこに隙間が?マジックです。何故、こうなるかと言うと…。実はマジックではなく、数学の問題。升目を見てくださ...

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金属の殻を持つ貝

2001年にインド洋の深海の熱水域で、「ウロコフネタマガイ別名スケーリーフット:うろこのある足」が、発見されました。骨や歯、貝殻、真珠、サンゴなど、生物が、無機鉱物からなる硬組織を形成する作用を、バイオミネラリゼーションといいますが、ウロコフネタマガイは、タンパク質の上に、硫化鉄のナノ結晶が層をなしているそうです。柔軟性と強度を兼ねていて、このような構造は、現在の技術では、不可能だそうです。現在、...

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小さな動物の話

ひさしぶりに、愛読書の佐藤さとる先生の「だれも知らない小さな国」を読んだので、小さい動物の話をします。鉛筆の上にいるのが、エクアドルで発見された新種のヤモリ「Lepidoblepharis buchwaldi」。これでも成体です。「熱帯雨林の落ち葉の中で動き回っているので、探すのは大変だった。」と「爬虫類・両生類生態学インターナショナル(RAEI)」のポール・ハミルトンが語った。何故かまた、鉛筆の上にいるのが、ボルネオ島で発...

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猫が好きなゴリラの話(1)

1971年7月4日、アメリカ合衆国サンフランシスコの動物園に、一頭のメスのローランドゴリラが誕生しました。名前は、『ココ(Koko、本名Hanabi-ko)』。本名は、日本語が由来で、「花火子」と書きます。これは『ココ』の誕生日が、アメリカ独立記念日にあたり、アメリカ独立記念日の時に、アメリカ各地でみられる記念花火から、ついた名前だそうです。生後3ヶ月の時、重い病気にかかり、親元を離れて、人間が育てる事になり...

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猫が好きなゴリラの話(2)

『パターソン』博士は、『ココ』にたくさんの絵本を読み聞かせていました。『ココ』は、特に、「長靴を履いた猫」と「3匹の子猫」という絵本と猫の写真集がすごく気に入って、お気に入りの絵本「3匹の子猫」。猫の絵本を読んでいる所。12歳の誕生日のプレゼントに、ネコをおねだりしたそうです。ゴリラに子猫が飼育できるか、死なせてしまうのではないかと心配されたので、おもちゃのネコをプレゼントしましたが、『ココ』は、...

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猫が好きなゴリラの話(3)

親に育児放棄され、ケアーン・テリア犬に育てられた3匹の子猫が、『ココ』のもとに、連れて来られました。すると、『ココ』は、しっぽのない1匹を選び、『ALL BALL』という名前が付けられました。『ココ』は、抱きかかえたり、体を舐めたりして、可愛がりました。『ALL BALL』を抱きながら、「やわらかい 良い 猫」と手話をしていました。でも、『ALL BALL』が噛みついたり、身を振りほどいて逃げ出したりすると、「いやな 猫」...

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猫が好きなゴリラの話(4)

『ALL BALL』が死んで、しばらくして、心理学の研究者の『ムーリン』が、手話で、『ココ』と話したそうです。『ムーリン』が「このゴリラのぬいぐるみは生きているの、それとも死んでいる?」と聞くと、『ココ』は、「死んでいる さようなら。」と答えたそうです。そして、『ムーリン』は、「ゴリラは死ぬ時、幸せ?悲しい?それとも怖い?」と聞くと、『ココ』は、「眠る。」と答えたそうです。次に、『ムーリン』は、「ゴリラは...

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猫が好きなゴリラの話(5)

新しく来た子の名前は、『SMOKY』。名前の由来は、毛が煙の色をしているからだそうです。『ALL BALL』の兄弟だそうです。『SMOKY』だから、たばこの煙を出すジェスチャーの手話をしています。『SMOKY』は、毎日、『ココ』やスタッフについて回り、なでたり毛づくろいして欲しいとせがんでいました。また、敷地のホリネズミの数を減らすのに、貢献していたそうです。毎晩『ココ』を見回った後、オフィスに上がって夜間の仕事をして...

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猫が好きなゴリラの話(6)

猫好きなのは相変わらずで、今でもスタッフの飼い猫や動物愛護団体の猫たちから、時々、訪問を受けています。誕生日には、必ず猫が遊びに来るそうです。『Ms. gray』が遊びに来ました。頭に猫を乗せるのが好きなので、『Ms. gray』を乗せているところ。『Ms. Gray』、『Ms.Black』とおもちゃで遊んでいる。日本の上から目線の愛護団体が、この事を知ったら、目くじらを立てて、非難すると思います。『ココ』は、アメリカで育ってい...

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これは?(1)-ムーミン?

ムーミンを、ついに見つけた!初めて買った英語の本は、ペーパーバックの「ムーミン谷の彗星」という本でした。長い間、ムーミンを探していました。ムーミンは、いると信じていました。あれ?正面から見ると豚?実は、深海に住むサメハダホウズキイカ科のゴマフホウヅキイカ(Helicocranchia pfefferi)です。発色すると、こんな感じです。(続く)...

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これは?(2)-ババヘラアイス?

これは、イベント会場でよく見かける、秋田名物ババヘラアイス?1953年頃より、秋田で、地元農家の「ババ(秋田弁でおばあさんの意味)」が、空いた時間にアイスを売り歩いたのが始まりだそうです。国道沿いやお祭り、イベント会場で見られ金属製の専用ヘラを使ってアイスを盛ることから、「ババヘラ・アイス」と呼ばれています。シャーベットのような食感で、定番は、イチゴ風味の「ピンク」とバナナ風味の「黄色」の2色アイ...

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これは?(3)-使徒?

これはエヴァンゲリオンに出てくる使徒?踊っている?地上に舞い降りてきた天使?妖精?では、裏から見ると漫画の「デビルマン」に出てきた「シレーヌ」?実は、英国に生息しているトリバガ科のWhite Plume Moth(Pterophorus pentadactyla)という、2-3cmの小型の蛾です。6月から7月の夕暮れに、草原や庭を飛び回っているそうです。(続く)...

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これは?(4)-かえるの王様?

これは?アニメのキャラクター?もしかして、ピノキオの『ジミニー・クリケット』?カエルの王様?少し怒っている?答えは、南米熱帯雨林に生息するバッタ目のThorny Devil katydid( Panacanthus cuspidatus)、 別名(Spiny devil katydid) です。横から見ると、角の生えた普通のバッタです。(続く)...

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これは?(5)-海のオカメインコ?

海に住んでいるオカメインコ?角度を変えたら?陸に住んでいる本物のオカメインコとは、少し違った。正面から見れば、眼鏡をかけたキャラクター?アニメのキャラクター?フグ?違う角度から見てみると?透明になると?何だか、ますます分からなくなってきた。実は、絶滅危惧種のキタノクジャクイカ( Taonius borealis)です。北太平洋の深海に生息し、体長は、約50cmです。足を広げると、イカに見えてきた。(続く)...

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足し算の不思議

1から順に足していくと…不思議な関係です。1+2 = 34+5+6 = 7+89+10+11+12 = 13+14+1516+17+18+19+20 = 21+22+23+2425+26+27+28+29+30 = 31+32+33+34+3536+37+38+39+40+41+42 = 43+44+45+46+47+4849+50+51+52+53+54+55+56 =57+58+59+60+6...

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これは?(6)-乾燥したエイリアン?

これは、何?乾燥したエイリアン?怪獣?人魂?面妖な妖怪?答えは、有明海に棲むスズキ目ハゼ科のワラスボという魚。以前、大牟田市にあったテーマパークの「ネイブルランド」の水族館で初めて見て、面白いと思いました。有明海の固有種で、干潟の泥中に巣穴を掘って生息し、潮が満ちると海中に泳ぎだし、小魚・貝類・甲殻類などを食べるそうです。仔魚は、普通の魚の顔をしていて、目と水平に開いた口ですが、成長するにつれ目が...

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これは?(7)-海の悪魔?

これは、悪魔?人面魚?こびとづかんのカクレモモジリ?シーマン?正解は、英国「醜い動物保存協会」による新マスコットを決める投票で、堂々の一位に輝いた、深海魚のカサゴ目ウラナイカジカ科のニュウドウカジカ(Psychrolutes marcidus)。ニュウドウカジカの名前の由来は、顔がお坊さんのように見えたので、入道カジカと名づけられたそうです。600-1200mの深海に棲むので、深海の強い水圧に耐えれるように、体は柔らか...

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これは?(8)-針金で作った虫?

これは、何?針金で作った?正面から見ると答えは、大きさは5cm位のバッタ目キリギリス科ツユムシの仲間のサルオガセギス(Lichen Katydid:学名 Markia hystrix)です。中南米の熱帯雨林地帯の雲霧林に生息しています。完全草食系のサルオガセギスは、地衣類のサルオガセとそっくりに擬態して、外敵の目から逃れ、サルオガセなどの地衣類を食べています。(続く)...

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これは?(9)-留め金の付いている道具?

これは、何?留め金の付いている道具?蛇?答えは、クロスキバホウジャク(hummingbird hawkmoth)という蛾の舌です。蜜を吸いやすいように、舌はぎざぎざしていて、二股に分かれています。留め金みたいに見えるのは、味を感じる所です。ちなみに、鳥のメジロの舌も、花の蜜を吸いやすいように、筆状になっているそうです。メジロの舌(続く)...

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これは?(10)-海の街灯?

これは、何?インテリア?電灯?実は、深海2200-3000mの のブラックスモーカー周囲に、生息する高さ50cm位の海綿動物のPING PONG TREE SPONGE (chondrocladia lampadiglobus)です。海流によって漂ってきたプランクトンを、ピンポン玉の形をしたスポンジ部分で捕食しているそうです。(続く)...

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これは?(11)-スネ夫?

これは何?アニメのキャラクター?ドラえもんに出てくる骨川スネ夫?実は、カメムシ目のアカハネナガウンカと言います。成虫は、体長5mm位で、10mmと体長より長い透明な翅が特徴です。イネ科の雑草の汁を食べるそうです。ススキの葉に止まっているのを、時々見かけます。(続く)...

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これは?(12)-寄生獣?

これは、何?怪獣?寄生獣?毛の生えた怪物?実は、一般にはゴカイ類と呼ばれることが多い多毛類のウロコムシ科の一種で、Eulagisca gigantea だそうです。南極の海底に棲んでいるそうです。その恐ろしい顔は、普段は体の中に埋めているそうです。だから、顔を見る為には、体から顔を押し出します。危険を感じるとウロコをすぐに落とすため、完璧な標本は無いそうです。次こそ怪獣?実は、Eulagisca gigantea と同じウロコムシの...

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これは?(13)-海のハエトリグサ?

これは、何?2010年4月20日夜、メキシコ湾沖合80km、水深1522mで、海底油田掘削作業中だったトランスオーシャン社が管理する石油掘削施設「ディープウォーター・ホライズン」で、技術的不手際から、掘削中の海底油田から逆流してきた天然ガスが引火爆発し、海底へ伸びる掘削パイプが折れて、約78万キロリットルもの大量の原油が、メキシコ湾へ流出し、被害規模、数百億USドルと言われている事故がありました。その...

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これは?(14)-地獄の王様?

これは、何?地獄の王様?実は、太平洋、大西洋、インド洋に分布し、長い和名で有名な、ジョルダンヒレナガチョウチンアンコウ(Caulophryne jordani)という水深1000m以上の深海に棲むヒレナガチョウチンアンコウの仲間です。体長は雌では20cm位だそうです。アンコウに特徴的な発光器官を持たず、長いヒレで、餌の魚などを捕らえているそうです。お腹は、沢山食べ物が入るように大きくなっています。乾燥するとこんな感じ...

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プロフィール

ムーミン

Author:ムーミン
生まれは、福岡、
育ちは、大阪、
現在、秋田市で、
動物病院を開院。

長年、
水族館、動物園で、
獣医師として勤務していました。

短期間ですが、
犬猫行政、
食品衛生業務も
しました。

その後、
長年、
東北、沖縄の
動物病院で勤務しました。

大阪に住んでいた時、
ジュニアリーダーをしていたので、
キャンプなどの指導などをしていました。

旅が好きで、バイクや車で
北海道や東北、関東などを、

野宿しながら、旅をしていました。

そして、
海外14カ国を、旅をして、

海外の複数の動物園や水族館で、
研修しました。

詳しくは、
別のブログ「あっちこっち雑記」で。

祖先は、醍醐源氏の末裔で、
福岡県八女市黒木の
猫尾城の城主を
していました。

先祖は、足利尊氏と戦い、
多々良浜の戦いでは、
敗戦しましたが、

筑後川の戦いなど、
最終的には勝利し、

3代将軍足利義満まで、九州を治め、

中国の「明」と、貿易をしていました。

詳しくは動物病院HPで。

学生時代、
生物学と歴史は好きでした。

試験の時は、
事前に、関連事項まで詳しく調べて、

特に歴史の時は、
現地調査までする事があったので、

筆記試験の時は

関連事項まで、詳細に書くと、

テスト用紙の回答欄のスペースでは、

ものすごく不足したので、

裏まで書いても不足した時には、

2枚目の白紙をもらい、
ぎりぎりまで書いていました。

そのため、
歴史や生物のテスト用紙が配られる時、
あらかじめ、
白紙が、2枚配られるようになりました。

だから、
高校の時、歴史の先生から、
歴史関係の進路を、
ものすごく強く勧められました。

でも、
生物の方が好きだったので、
獣医になりました。

先祖は笛が得意で、
後白河法皇、後鳥羽天皇に、
褒められた事があります。

自分も、子供の頃、
ピアノを習っていたので、
音楽が好きです。

水族館、動物園勤務時代、
野生動物は、
殺気を感じると、
逃げるので、
殺気を感じさせない為、
歌いながら、
治療していたので、
歌が得意になりました。

尚、色々な事を書いていますが、
話し言葉や細かい所などは、
意訳の場合もあります。

リンクはフリーです。

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